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水熱化学
水熱化学とは
水熱化学とは、分かりやすく例えると「圧力鍋」の化学です(資料)。
高温または高圧にした水を熱水といいます。この高温・高圧の水を扱う分野が水熱化学です。 高温・高圧の水はその性質が普通の水とは大きく異なるので、合成反応や分解反応などの反応場を 提供することができます。水の性質は、温度や圧力、共存物質濃度などの条件を変えることで、 連続的に変化させることができるのです。
研究対象
- 有毒有害物質(ダイオキシン類似物質、ハロゲン化有機化合物など)の分解
- 廃溶剤(印刷、塗装業界など)のケミカルリサイクル
- 汚泥から有効成分の回収
- 水熱条件下での有機合成
- 水熱条件での加水分解反応の反応機構の解明(SN2反応の制御と光学分離の可能性)
- 水熱連続装置の開発(有機物と水の分散による導入方法の考案など)
- 水熱条件下での機能性無機材料の合成(大阪府立大学中平敦教授との共同研究)
- 鉄鋼スラグの有効利用(重金属の封じ込め、高強度材料への転換など)
環境科学
本研究室では、水熱化学を利用した環境浄化や環境機能性材料の合成について研究を行っています。 また、多摩川の歴史や水質についても研究を行っています。
(詳細は業績リストをご参照ください)
ゼミナール研究では、資源、エネルギー、環境をキーワードに調査研究も行っています。
(詳細は、研究室概要のメンバーをご覧ください)
理科教育
本研究室では、子ども達により多くの体験的学習を通じて理科を楽しんでもらえるよう、いくつかのイベントを実施し、理科教育の研究を行っています。
教材の開発
- 実験キットの製作
- 学習キットの開発(例1:プラスチックを学ぶキット)
- 実験指導書(例1:入浴剤を作ろう、例2:カラフル炎、例3:磁性粉体)の開発 など
実験教室の実施
- 国立科学博物館での実施(例1:キッチンで化学実験)
- 化学オリンピックプレイベント「実験カー」など
キャンパスを広く、自然観察の場として提供
- JST支援による「化学を楽しむ実験教室」(法政大学研究実験棟で実施)
- ゼミ学生主体の「わくわくほうせい!」(法政大学多摩キャンパスで実施)